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TRD Vitzchallenge Rd.3 in 群馬
イベントレポート

トップから7位まで3.9秒差!

これまでにない超接近を楽しんだヴィッツチャレンジャー

2005年6月12日(日)「TRDヴィッツチャレンジRd.3in群馬」が開催された。関東地方はすでに梅雨入り宣言にも関わらず、当日の空模様はほぼ快晴。開催エリアはかつてからラリーエリアとして親しまれた埼玉・群馬の県境地域で、一昨年には「全日本ラリー選手権」も開催されている。スタート会場は秩父市近郊に総合レジャー施設として建設された秩父ミューズパークの一角にある「スポーツの森」。ここにはプールやテニスコートなどのスポーツ施設のほか、「F1パーク」というカートコースがあり一般に広く親しまれている公園である。

競技は早朝8:30より「スポーツの森」駐車場を集合場所&セレモニアルスタートとし、「F1パーク」のカートコース(1周約450m)をSS1に設定。その後約30キロのリエゾンを介し、埼玉県児玉郡に舞台を移動する。SS2・3・5は本庄サーキットに隣接したダイナミックなレイアウトの特設ダートコース。このコースは、本来採石場となっている場所を路面整備してダートコースとして使用している。また、SS4・6は今年5月にオープンしたばかりのミニサーキットである「本庄サーキット」となった。

イベントデータ
主催 コルサスポーツサークル(CORSA)
開催日 2005年6月12日(日)
開催エリア 埼玉県秩父・児玉市近辺
スタート会場 秩父ミューズパーク スポーツの森「F1パーク」駐車場
サービスパーク 本庄サーキット
ゴール会場 児玉町文化会館
セクション数 2
SS本数 6本
総走行距離 約50km
参加台数 52台(オープンクラス20台、チャレンジクラス32台)
完走台数 43台(1台不出走)
当日の取材媒体
株式会社 芸文社 プレイドライブ モータースポーツ誌 7月1日発売号
株式会社三栄書房 オートスポーツ モータースポーツ誌 発売号未定
★★★★★★★★

SS1

ミューズパークへレジャーに訪れたファミリーやカップルが興味深げに見守る中、SS1がスタート。普段見ることのできないヴィッツのスポーツ走行に興奮した一般客からは終始歓声があがっていた。

カートコースを利用したコンパクトなステージにもかかわらず、2番時計の斉藤/遠山組に0.9秒もの差を付けた岩波/楯岩組がベストタイム。3番手には鮮やかなブルーのヴィッツでヴィッツチャレンジに久々に復帰したベテランラリーストの国分/望月組が入る。前回高山戦で林道SSを圧倒的な速さで制した野村/森脇組はシケイン部分で手こずり18番手タイムと苦戦した。チャレンジクラスでは前回優勝の鎌野/田所組とWRC風bpカラーのヴィッツの小林/本間組が同タイムの58.2秒で総合でも4番手タイムというスペシャルタイムを叩き出した。SS終了後次のステージに向かうクルー達に「がんばれ!」と声をかけつつ手を振る子供達、それに応えるクルー・・・といった和やかなワンシーンは、ヴィッツチャレンジならではのムードだろう。

 

チャレンジクラス表彰
チャレンジクラス表彰

SS2

SS1から30キロのリエゾンを経て、舞台はSS2へと移動。SS2以降は午前中に行われていた本庄サーキットイベントの来場者と、公式ホームページの観戦告知を見て訪れた観客が集まり会場はさらに賑わいを見せる。砂煙を上げ豪快に疾走するヴィッツの走りはギャラリーにとって予想以上だったようで、終始釘付けになっていた。クルー達も長い直線を眺められる高台に登って、ライン取りなどの話題に花を咲かせながらSSを観戦していた。

さて競技は57.7秒の斉藤/遠山組を野村/森脇組がコンマ1秒差で押さえたかと思った瞬間、岩波/楯岩組が56秒台を出してあっさりとタイムを更新、しかしそのスーパータイムをコンマ2秒上回ったのが国分/望月組で車内からは喜びの声が上がった。
チャレンジクラスでは多くの選手がなかなか1分の壁を越えられない中、鎌野/田所組が58.6秒と総合でも8番手の好タイムでクラスベスト。続いて前回に続いて2回目の出場となる赤木/毛受組が59.1秒で1分の壁を破り2番手タイムを出し周囲を沸かせた。

チャレンジクラス表彰
チャレンジクラス表彰

SS3

SS3はSS2のリピートステージ。本庄サーキットに拠点を置いた今回のラリーはリエゾン(移動区間)がほとんどないため、普段はなかなか見ることができない仲間の走りをじっくり見ることができる。
ヴィッツチャレンジではベテランラリーストがチャレンジラリーストにアドバイスをするという図式が続いているが、今回はお互いの本気のアタックが見れるとあって、普段アドバイスをもらっている選手に「良い走りを見せたい!」と力の入る選手がいれば、「思ったより良い走りをするじゃないか」と笑顔で好走を称え、いつもよりアドバイスに熱が入る選手がいた。
ちなみに、このステージはコースが荒れてきているため、ラインを外さないように心がけたほうが良いとのことだ。

先ほどより荒れた路面のせいかほとんどの強豪選手がタイムダウンする中、国分/望月組がベテランらしくロスを最小限に抑えてベストタイム。
そしてここでなんとチャレンジクラストップの鎌野/田所組が総合セカンドタイムを叩き出し師匠である3番手タイムの岩波選手を上まり満面の笑顔で「今日はこれだけでも満足だ!」とステージを終えた。

チャレンジクラス表彰
チャレンジクラス表彰

サービスパーク

日が昇るつれ気温も上昇傾向。初夏を思わせるような気候に・・・。お昼のサービスタイムでは各クルーが思い思いの空気圧をセッティングし、SS2、3のダートコースで遅れを取ってしまったクルーはSS4以降で挽回を図るため、お弁当を頬張りつつも慎重にコース攻略を練っている。今回は移動区間が少なく時間にゆとりがある分、テントやコンロを持ち込んで和気藹々とサービス隊とともに食事をとっている選手がいたり、記念写真をとったり、アドバイスを受けたりと普段よりも交流が深まっているようだ。

 

SS4

SS4は、お待ちかねの本庄サーキットコースをほぼ2週するステージ。得意のターマックで挽回したい野村/森脇組を1秒以上引き離すタイムを岩波/楯岩組が出し鉄壁の速さをアピール。 しかしそのタイムを上まったのが今回好走を見せている杉浦/竹下組で表彰台をねらえる位置まで躍り出た。
チャレンジクラスではダートステージで大幅な遅れを取ってしまいターマックでの挽回を狙っていた夫婦クルーの鈴木/鈴木組がクラスベスト。クラスセカンドには若干20歳のドライバー高木/小西組が入る。コドライバーの小西選手は前年度同シリーズで3位になった実績を持っており、今回は高木選手の教官役。結果、高木選手はステージを追うごとにペースアップ、見事な成長ぶりを示した。

チャレンジクラス表彰
チャレンジクラス表彰

SS5

SS5、ダイナミックな走りができることで見る側も走る側にも好評なこのステージも3回目のリピート。このステージの前後がターマックステージのためほとんどの選手が山の少なめなタイヤをフロントに装着し、空気圧も高めの設定のまま挑むことになる。路面もさらに荒れてきており、この状況でいかにロスを抑えるかが今回の接近戦を制するキーポイントとなりそうだ。

今回ダートステージナンバーワンのゼッケン8番の国分/望月組がまずはトップタイム。しかし斉藤/遠山組がわずかな差で食らいつき、SS4のターマックステージとあいまってトップ争いはますます混迷を深めてきた。
そしてここで大番狂わせが起こってしまった。なんとチャレンジクラスの鎌野/下里組が総合ベストタイムを出す、すばらしい走りを披露したのだ。

チャレンジクラス表彰
チャレンジクラス表彰

SS6

SS6、最終ステージは本庄サーキットをほぼ3週するロングステージ。先ほどのSS4から換算すると3分弱のステージタイムが予想され、まだまだ一発逆転のチャンスが残っていると言え正念場を迎える。

野村/森脇組に続き、伊藤/武田組、佐々木/飯泉組、中山/白塚組が好タイムを出しターマックでの速さをアピール、ダートステージでの遅れを一気に取り戻し入賞圏内に飛び込んできた。
そしてここまで国分/望月組、斉藤/遠山組と激しいトップ争いをしてきた岩波/楯岩組がなんと痛恨のミスコース。悔しいラリーとなってしまった。

チャレンジクラスでは、「最後は慎重に走りました」と鎌野/下里組が2番手とのマージンを生かし確実に走りきってクラス優勝。ダートステージで好タイムを連発した赤木/毛受組が手堅く走りきり、鈴木/鈴木組のターマックでの猛アタックをコンマ2秒の差でかわし、2位。鈴木/鈴木組もダートでのロスを見事に挽回して3位。松岡/清水組は、SS1でリタイアしスーパーラリー方式で賞典外走行ではあるものの、オープンクラスのベストタイムを1秒も突き放すスーパータイムを叩き出し会場を沸かせた。

今回のラリーはターマック、ダートステージの分量のバランスが良く1位斉藤/遠山組から7位のつちや/豊田組までの差が、3.9秒という見ている側も手に汗握る非常に白熱した展開となった。また、チャレンジクラスの選手が総合トップタイムを出すなどチャレンジクラス選手のめざましい成長が伺えた一日でもあった。

チャレンジクラス表彰
チャレンジクラス表彰
チャレンジクラス表彰
★★★★★★★★

表彰式

選手がゴール会場である児玉市民ホールにつく頃には日も傾き、涼しい健やかな風がふいていた。

表彰式は、リザルト発表までの時間を利用して行われた初参加者の紹介の後に実施され、参加賞をはじめとする後援・協賛各社からの章典で盛り上がっていた。

毎回多数の初参加者がいる中、今回は沖縄から参加の花城・新垣組などが紹介されたが、このお2人は昨日空路で東京入りとのことであった!

チャレンジクラス表彰
チャレンジクラス表彰

チャレンジクラス表彰

前回に続き、オープンクラスに迫る速さを見せた鎌野/下里組が優勝。2位には2回目の出場となる赤木/毛受組がダートステージで好走で入り強さを見せた。

オープンクラス表彰 オープンクラス表彰 オープンクラス表彰
優勝〜3位 4位〜6位 7位〜10位

オープンクラス表彰

初年度同シリーズチャンプである斉藤/遠山組が安定した速さを見せ優勝。2位には前回優勝の野村/森脇組、3位にはダートで熟練の速さを見せた国分/望月組が入る。

オープンクラス表彰 オープンクラス表彰
優勝〜3位 4位〜6位

今回のラリーはターマック、ダートステージの分量のバランスが良く1位斉藤/遠山組から7位のつちや/豊田組までの差が、3.9秒という見ている側も手に汗握る非常に白熱した展開となった。また、チャレンジクラスの選手が総合トップタイムを出すなどチャレンジクラス選手のめざましい成長が伺えた一日でもあった。

SECTOR
アルゼ株式会社
BPルブリカンツ株式会社
株式会社ブリヂストン
カヤバ工業株式会社
住電ブレーキ・エス・アンド・イー株式会社
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C-ONE MOTORSPORT
株式会社ゼンリン
トヨタ自動車株式会社
トヨタテクノクラフト株式会社・TRD