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TRD Vitzchallenge Rd.6 in 栃木
イベントレポート

2クラス制で一層の盛り上がりを見せた2005年。
ベテランドライバーのさらなる飛躍、若手チャレンジャーの躍進。

2つのクラスが一体となって2005シリーズフィニッシュを迎える!

2005年10月23日(日)、紅葉の栃木県那須高原を舞台に、最終戦となる「TRDヴィッツチャレンジRd.6 in 栃木」が開催された。 今回はシリーズ開催エリアの中でも最も東寄りのため、関西・中部方面からのエントリーが少なめとはいえ52台のエントリーとまずまずの台数。 スタート会場では、選手・関係者が気になるシリーズポイントや、来年のヴィッツチャレンジの話で盛り上がる。 特に、「ヴィッツレースからヴィッツチャレンジへの転向を考えて様子を見に来た」というギャラリーや、「サービス隊で関わってきたが、来年は出てみようかな。」といった今後のヴィッツチャレンジに期待をする声が多く聞かれたことは印象的だった。 本来予定されていた林道SSが中止となったのは少々残念ではあるが、全日本選手権などの開催地として有名な「丸和オートランド那須」がメインステージとなり、丸和特有のロングストレートを配した迫力の設定で、選手・ギャラリーの期待も高まる。

前日講習会の様子

また、今回は前日に公開練習会が設けられ、午前中はラリーを始めて間もない選手を対象に、「ブレーキング練習」「スラローム練習」といった基礎練習が行われた。 「なかなか機会のないダートでのフルブレーキング練習で、滑りやすい路面に慣れることができた。」と参加した選手が言うように、基礎練習のおかげでダート走行の自信を付けることができたようだ。 中堅の選手達もまた、丸和を走り慣れている選手に攻略ポイントなどを聞いて、本戦に向けて走りこんでいる様子だった。

イベントデータ
主催 チーム プロクルーズ
開催日 2005年10月23日(日)
開催エリア 栃木県那須周辺約100km
スタート会場 丸和オートランド那須
サービスパーク 丸和オートランド那須
ゴール会場 りんどう湖ロイヤルホテル
セクション数 2
SS本数 7本
総走行距離 約100Km
参加台数 52台(オープンクラス20台/チャレンジクラス32台)
完走台数 48台(不出走 2台)
当日の取材媒体
株式会社 芸文社 プレイドライブ モータースポーツ誌 11月1日発売号
株式会社三栄書房 オートスポーツ 一般自動車誌 発売号未定
株式会社三栄書房 One Aim 一般自動車誌 発売号未定
JAF出版株式会社 JAFスポーツ モータースポーツ誌 1・2月号
★★★★★★★★

まもなくスタート!

雨も止み、遠くの空には晴れ間が覗く中、最終戦がスタート。山間の頂上付近ではうっすらと雪も積もる晩秋らしい景色が広がる。 気になる路面は、前日の雨の影響で所々に大きな水溜りも残る完全なウェットコンディション。
今回も多数の初参加者がエントリーしているため、開会式直後のドライバーズブリーフィングでは、1号車の斉藤/遠山組が模範となって、TC(タイムコントロール)区間のルール説明を分かりやすく行なった。
「いよいよ最終戦!もつれ込んだチャンピオン争いも今日で決着です。皆さん来年につながる走りを!」というアナウンスと共に、ヴィッツチャレンジャーが次々とスタートする。

SS1

SS1は丸和オートランド全コースのちょうど半分をゴールに設定。 一発目のSSということで、ロングスレートを介さないコース設定。 速度が抑えられるため、選手たちにとっては安心して競い合うことができる。 こうした細かい配慮が、ビギナー選手達にも安心感を与え、継続して走りに集中できる要素となっている。
タイムは2002年のチャンピオン、斉藤/遠山組が1分を切ってステージベスト。 2番時計は、斉藤組以外で唯一1分台を切った岩波/楯岩組。 3番手には全日本選手でもある赤羽/赤羽組がわずかに遅れて入るが、相変わらずオープンクラスは接戦を予感させる出だしとなった。
チャレンジクラスでは、オープンクラスの赤羽選手に続く好タイムをたたき出した鎌野/下里組がベスト。 鎌野選手は今回の栃木ラウンドの結果にシリーズ優勝決定のプレッシャーがかかっている上でのスペシャルタイムはさすがと言えるだろう。 2番手にはその鎌野選手から1秒半遅れで現在急上昇中の高木/太田組が飛び込む。

SS2

SS1に引き続きSS2はコース後半部。 高速ヘアピン、タイトヘアピン、連続コーナー、島周りと非常にテクニカルな設定。
SS1に引き続き、斉藤/遠山組が2番手の岩波/楯岩組を1秒7引き離す好走でベストタイム。 岩波選手に追従する形で野村/森脇組が3番手タイム。 野村選手は唯一、斉藤選手のシリーズ優勝を阻止できる可能性を持っている選手だ。
チャレンジクラスでは、中村/中村組が高木/太田組を僅差で交わしてベストタイム。 3番手には、みつなり/小西組がコンマ差で食らいつく。

SS2からSS3のリエゾン区間は今回のターマックステージとして用意された「りんどう湖ファミリー牧場カートコース」のレキを兼ねた走行。 紅葉の始まった那須高原の景色を満喫しながら次のステージへと向かう。

SS3

SS1のコースとSS2のコースを合体し、丸和オートランド那須のフルコースに挑む。 厳密には最後の島周りを通らない設定となるが、やはりコース中央のロングストレートが最大の難関。 「タイトなヘアピンからロングストレートを上手く繋げ、いかにトップスピードを伸ばすかが攻略のカギ」とは斉藤選手のアドバイス。 その斉藤/遠山組を2秒近く引き離した赤羽/赤羽組がダイナミックな走りを披露してベストタイム。 3番手には先頭集団に続く田島/畠山組が入る。

チャレンジクラスでは、高木/太田組がオープンクラスの赤羽選手、斉藤選手に続く総合3番手タイムで堂々のベスト。 2番手もまたオープンクラスに食い込むタイムで鎌野/下里組が大胆な走りで高木選手の前に立ちはだかる。 3番手には、今年3回ものリタイヤと苦戦を強いられている平野/平野組が好タイムで飛び込む。

SS4

SS4は、「りんどう湖ファミリー牧場カートコース」を利用した特設ターマックSS。 広い敷地内に、タイトなヘアピンが連続する非常にテクニカルなコース設定。 各選手ともヴィッツを華麗にスライドさせてタイトコーナーをクリアして行く。

ここで大番狂わせとも言うべき、チャレンジクラス松岡/武田組がオープン斉藤/遠山組を退いて総合ベストタイムを叩き出す。 総合3番手タイムにもチャレンジクラス小林/本間組が、オープンクラス岩波/楯岩組と同タイムで割り込む出来事が起こる。
また、ターマックに強いオープンクラス野村/森脇組に加え、好走を続けているチャレンジクラス高木/太田組、夫婦で参加のチャレンジクラス今田/今田組が同タイムで総合5番手タイム。 チャレンジクラスのターマックでの成長ぶりをアピールした。

SS5

再び丸和オートランド那須に戻ってのステージ。 コースをフル使用したダイナミックな設定。 ステージ前半部分の高速スラロームコーナーは角度が変則的なため、非常に難しい。 スラロームを無駄なく抜けた赤羽/赤羽組がSS3に引き続きベストタイム。 しかし斉藤/遠山組もコンマ2秒差で続き首位を守り抜く。
チャレンジクラスでは高木/太田組が師匠であるオープンクラス岩波/楯岩組を押さえて総合3番手タイムを叩き出し、周囲を驚かせた。 2番手には丸和ステージで快進撃を続けているチャレンジクラス平野/平野組が飛び込み、チャレンジクラス3位争いがますますヒートアップの様子を呈する。

サービスパーク

天候もすっかり回復し、過ごしやすい陽気となったサービスパーク。 いつもどおりの和やかな雰囲気の中、恒例のバーベキューを楽しむサービス隊や一時休戦で和気藹々とお弁当頬張る選手達が見受けられた。 ここでは僅差で争っているチャレンジクラスの選手たちもお互いに情報交換し合い、オープンクラスのベテラン選手たちは、分け隔てなくチャレンジ選手たちにアドバイスをしている。 まさにヴィッツチャレンジを参加者全員が楽しんでいる様子だ。

SS6

これまでの丸和ステージ全てを網羅した本日の集大成とも言えるステージ。 各選手共にペースが上がってきているので思いきり攻めて走りたいところ。
SS3、SS5、に引き続き赤羽/赤羽組が丸和フルコースを迫力の走りで駆け抜け、連続ベストタイムを叩き出した。タイムも2番手タイムの斉藤/遠山組を1秒半も突き放し、いよいよ首位斉藤選手に迫ってきた。 3番手タイムには、ここ丸和で好タイムを出し続けている田島/畠山組が再び飛び込み、オープンクラスの3位争いも熾烈を極めてきた。
チャレンジクラスでは、3位争い筆頭の鈴木/花川組がトップ争いをしている高木/太田組を1秒以上突き放してクラスベスト。 3番手タイムにはやはり3位争いの平野/平野組が食い下がり、チャレンジクラス3位争いもますます混迷を深めてきた。

SS7

いよいよ今年最後のステージとなる「りんどう湖ファミリー牧場」でのターマックSS。 オープンクラスでは野村/森脇組が得意のターマックで最後の最後にベストタイムを搾り出し3位を狙う。 しかし岩波/楯岩組も2番手タイムで野村選手に食いつき、3位争いを制する形となった。 激しい首位争いは「エンストしてタイムを大きく落とした。」という斉藤/遠山組だったが、首位を追っていた赤羽/赤羽組も若干の失速。 斉藤選手が首位をかろうじて順位を守る形で決着。 その差はなんと2.1秒。
チャレンジクラスでは、SS4に引き続きまたもやオープンベストをしのぐ速さを見せ、松岡/武田組、小林/本間組、今田/今田組が堂々の総合1,2,3タイムを独占しオープンクラスの選手たちを驚かせた。 クラス4番手には高木/太田組が入り、結果的には鎌野/下里組をトータルで5秒引き離して初優勝。 鎌野/下里組も2位でゴールし、チャレンジクラスシリーズ優勝を決めた。 3位には丸和ステージで怒涛の追い上げをかけた平野/平野組が鈴木/花川組を僅かに抑えて念願の表彰台をゲットした。

★★★★★★★★

表彰式

握手!握手!握手!そして胴上げ!!
選手たちの思いが一つになった表彰式。

チャレンジクラス表彰

この1年でメキメキと実力を付けた高木/太田組が最終戦でついに優勝を飾る! 2位には「シリーズチャンプ確定を優先した」という鎌野/下里組。 3位には夫婦でシリーズ参加している平野/平野組が「ついにここまでこれました!」とうれしい3位。 チャレンジクラス1位から10位はこの1年の選手たちの成長振りを現すような結果となった。

チャレンジクラス表彰


優勝〜3位
チャレンジクラス表彰 チャレンジクラス表彰
4位〜6位 7位〜10位

オープンクラス表彰

「後半の赤羽選手の勢いと、最終ステージの燃料偏りによるエンスト症状で優勝は無理かと思っていたので勝てて嬉しい、今年一番嬉しい優勝です。」とコメントした斉藤/遠山組が優勝。 全日本選手としても有名な赤羽/赤羽組が鬼気迫る迫力の走りで丸和を走り抜けさすがの2位表彰台。 チャレンジクラス優勝の高木選手の師匠である岩波/楯岩選手が3位。

オープンクラス表彰
優勝〜3位
オープンクラス表彰
4位〜6位
SECTOR
アルゼ株式会社
BPルブリカンツ株式会社
株式会社ブリヂストン
カヤバ工業株式会社
住電ブレーキ・エス・アンド・イー株式会社
中発販売株式会社
C-ONE MOTORSPORT
株式会社ゼンリン
トヨタ自動車株式会社
トヨタテクノクラフト株式会社・TRD